運動時やその直後に、膝のお皿の下あたりに違和感や痛みを感じたことはありませんか?もしかするとそれは「ジャンパー膝(膝蓋腱炎)」と呼ばれるスポーツ障害の一つかもしれません。名前のとおり、ジャンプ動作を繰り返すスポーツに多い障害として知られていますが、実はジャンプをしない人にも起こるケースがあるのです。ランニングやジョギング、野球やサッカーなどの競技でも見られることがあり、さらには健康づくりの一環で運動を始めた一般の方にも発症リスクがあります。
ジャンパー膝とは?ジャンプをしない人にも潜むリスク

「ジャンパー膝」という名前を聞くと、バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプが多いスポーツに特有の障害と思われがちですが、実際にはそれだけに限りません。ジャンパー膝とは、膝蓋骨(膝のお皿)の下にある膝蓋腱が炎症を起こし、痛みを生じる症状です。膝を使いすぎることでこの腱に過度なストレスがかかり、やがて微細な損傷が蓄積されていきます。
ジャンパー動作だけでなく、長距離ランナーのように一定の負荷をかけ続ける動作や、野球選手のようなダッシュとストップを繰り返す運動も要注意。また、普段運動習慣のない方が急にジョギングやスポーツを始めたときにも、筋力や柔軟性が追いつかず膝に大きな負担がかかることがあります。
たとえば「週末だけ運動している」「久しぶりにジムに通い始めた」という方は、ジャンパー膝のリスクが高まりやすいため、慎重な準備が必要です。
原因は膝の使いすぎ?膝蓋腱への過剰な負担に要注意
ジャンパー膝の根本的な原因は、**膝蓋腱のオーバーユース(使いすぎ)**にあります。ジャンプやランニングなど、膝の屈伸を伴う運動が繰り返されることで、膝蓋腱に小さな損傷が生じ、それが修復されないまま蓄積していくと、炎症を引き起こすのです。
ジャンプ系スポーツでは、着地の際に膝が急激に曲げられることで、膝蓋腱に大きな衝撃が加わります。特に床面が硬いコートでの練習や、筋力が不足している状態での連続ジャンプは、炎症を引き起こしやすくなります。
また、準備運動不足やフォームの乱れも大きなリスクになります。運動前のストレッチを省略していたり、身体に合わないシューズを使用していたりすると、膝に負担がかかりやすくなるのです。
ジャンパー膝の症状とは?痛みを甘く見ないで
ジャンパー膝の主な症状は、膝のお皿のすぐ下に痛みを感じることです。初期段階では、運動後や階段の上り下りで軽い痛みが出る程度ですが、症状が進行すると日常生活にも支障をきたすようになります。
- ⚫︎初期症状:運動後や階段を昇降したときに違和感や軽い痛みが出る。安静にすれば回復する。
- ⚫︎中期症状:運動中にも痛みが出て、腫れや熱感を伴うこともある。
- ⚫︎重度の症状:安静時でも痛みが続き、膝の屈伸や歩行に影響が出る。放置すると膝蓋腱の部分断裂や完全断裂に至るケースも。
ジャンパー膝は、早期に対処すれば回復しやすいですが、痛みを我慢しながら運動を続けると、回復までに時間がかかるだけでなく、重症化するリスクも高まります。
ジャンパー膝の予防と対策は?日頃のケアが大切
ジャンパー膝を予防・改善するためには、膝にかかる負担を日常的に減らすことが大切です。以下のようなケアや予防策を意識しましょう。
- ⚫︎運動前後のストレッチ:特に大腿四頭筋やハムストリングスなど、膝に関連する筋肉の柔軟性を高めておくことで、腱にかかる負荷を軽減できます。
- ⚫︎ウォーミングアップ・クールダウンの徹底:急激な動き出しや、運動後の急な停止は膝を痛めやすくなります。5〜10分の軽い運動やストレッチを心がけましょう。
- ⚫︎アイシング・圧迫ケア:運動後に膝に違和感がある場合は、冷やして炎症を抑えることが有効です。
- ⚫︎筋力トレーニング:太ももの前面(大腿四頭筋)を中心に筋肉を鍛えることで、膝蓋腱にかかる力を分散させることができます。
- ⚫︎サポーターやテーピングの活用:運動時に膝を安定させ、負担を軽減します。正しい巻き方や装着方法は専門家に指導を受けるのが理想です。
整骨院でできるジャンパー膝への対応

ジャンパー膝の症状が出ている方には、整骨院での専門的なサポートも効果的です。当院では、以下のような施術や指導を行っております。
⚫︎物理療法:電気や超音波を用いて、痛みや炎症を緩和。
⚫︎手技療法:膝まわりの筋肉を緩め、関節の可動域を回復。
⚫︎運動療法:筋力バランスを整えるトレーニング指導。
⚫︎テーピング指導:膝を安定させるための正しい巻き方をアドバイス。
⚫︎生活指導:再発を防ぐための姿勢や休養の取り方を提案。
患者様それぞれの運動歴やライフスタイルを考慮し、オーダーメイドのケアプランを作成します。
ジャンパー膝でお悩みの方は当院にご相談ください

ジャンパー膝は、膝への負担の蓄積によって起こる障害ですが、正しいケアと治療を行えば改善が可能です。「まだ軽い痛みだから」と放置せず、違和感を感じた時点で早めに対処することが、長く運動を楽しむためのポイントです。
当院では、スポーツ障害に精通したスタッフが、丁寧にお話を伺い、症状に応じた施術やアドバイスを提供しております。膝の痛みが気になる方、ジャンパー膝かもしれないと感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの健やかな運動習慣と日常生活を全力でサポートいたします。


















